カディ布が好き
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イギリス統治の時代
紀元前から脈々と培われてきた
インドの手織り綿産業はいったん崩壊した
イギリスは
インドからただ同然で綿花を買い上げ
かわりに、インド綿を模した
安価な機械織りの布を大量に運び入れて
国内産業を崩壊させた
ガーンディーの時代には
もう誰も糸車を回してはいなかったのである
100年に及ぶ植民地支配と産業革命は
職人から仕事も能力も誇りも奪い
インド人は
自分たちが優れた糸の紡ぎ手であったことすら
忘れてしまっていたのだ

屋根裏にしまいこんだ糸車をとりだして
何人も糸を紡ごう
そして
機械がお金のために織った布ではなく
同胞の手が同胞のために織った
手織りの布をまとおう
ガーンディーが労働者と同じ
一枚の木綿服をまとい
みずから糸車を操って訴える姿は有名である

英国製品不買運動と連動して
1921年にはじめた
「手紡ぎ、手織り(カーディー)」運動は
摂取と貧因に慣れきった人々の心を動かし
母国を独立に導いた
第二次大戦終焉とともにイギリスはインドから撤退
ガーンディーの遺志を継いで
1950年の共和国成立後には
小学校で糸紡ぎの授業もはじまった

カーディー綿は
ひとことでいって生きもののような布である
特有のざらりとしたむらが風合いとなって
肌になじむ
上手は夢のようなやわらかさ
下手には下手の愛嬌のようなものがあり
それぞれにこころひかれるものがある
カーディー綿は
唯一無二を生む手仕事であり
使い捨てという時代からの
次への進化である
ーku:nel インドの人は布上手ーより抜粋


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